フィリピンの様々な乗り物
フィリピンで「乗り物」と言えばジープニーは外せないですよね!

フィリピンではジープニー(Jeepney)のことをジープ(Jeep)と呼ばれています。第二次世界大戦が終わって、米軍の置いていった軍用車両を改造したのが始まりだと言われていますが、30年以上前から日本から中古トラックのエンジン、車軸(デファレンシャル・ギア込み)、ステアリング装置などを輸入して、フィリピンで車体などを手作りで加工しています。

手軽に安く移動できるので、一般庶民の足となっていますが、近年は排気ガスやジープニーの多さなどから、都会を中心に新規参入はできなくなっています。

またこのジープはフィリピン各地で大きさや形などが少しずつ違いを見せていますので、地方へ行ったら比べるのも良いと思います。
トライシケル(Tricycle)

バイクに側車をつけてお客を運ぶ、一般庶民の足です。

主にサブディビジョン(Subdivision)と呼ばれる住宅区画の入り口にトライシケル・ターミナルがあり、各家まで運んでくれます。
ターミナルへ戻る(外へ出かける)時は、1人ずつの運賃になりますが、ターミナルから各家へ行くときは、2人からの運賃になりますので、1人なら倍の運賃がかかることになります。

このトライシケルは地方へ行くとかなり形が違います。中には10人くらい乗せられるようにしたモノもあります。

こちらも台数の多さから新規参入は難しくなっています。
トライシカッド(Trisikad、別名ペディキャブ=Pedi Cab)

自転車に側車をつけてお客を運ぶようにしたモノです。

主にトライシケルが走っている区画よりも狭いところで走っています。例えば市場の周辺、ヴィレッジと呼ばれる小さな住宅区画(トライシケルだと騒音問題になるような場所)などです。

距離から考えると上の3種類の乗り物だと、ジープが一番安く、トライシカッドが最も高いです。例えばジープが最低区間の4qまで8ペソ、トライシケルは距離によりますが、最低区間で7ペソ(2人分だと倍ですね!)、トライシカッドは最低でも20ペソくらいからになるようです。
日本でもありますが・・・バス!

バスは公的な会社は1つもなく、全て民間業者になります。
種類はオーディナリー(ordinary)と呼ばれるエアコン無し、エアコンと呼ばれるエアコンつきがあり、運賃が異なります。
主にメトロマニラ内を走っているバス以外にも、離島まで行く長距離バスもあります。(離島へは道路を走り、バスごとフェリーに乗り、また道路を走る!という感じで、凄いのになると、陸路→フェリー→陸路→フェリー→陸路というような路線もあります。)

アンヘレス市などへバスで行く方法を別ページでご紹介しています。
FXと呼ばれる乗り合いタクシー

FXとは以前トヨタのTamaraw FX(Tamaraw=水牛の意味)という車が最初に使われたから、その名前からFXと呼ばれているようです。

ジープやバスなどと同様に、A地点からB地点までの運行許可がありその間を往復して乗客を運んでいます。(一方通行などがある場合は行きと帰りで若干ルートが異なることはあります)

最近ではハイエースなどのワンボックスカーなどもFXと呼ばれて走っています。
左画像はカレッサ(Kalesa)と呼ばれる馬車です。

メトロマニラでもイントラムロスなど観光地で見かけます。

しかし・・・かなり雲助(ボッタクリ)がいますので、ご注意ください。

他にも田舎へ行けば、未舗装の山道を2輪のバイクタクシーが駆け上がっていくのを見かけますし、乗り合いなどを含めた小型ボート(特にバンカ=バンカボート)、離島などへ行くフェリーなど様々な乗り物があります。
このページは更に画像を収集し、1つずつ詳しくご紹介していきます。
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